大気測定とは、環境中(空気中)の、
ガス状のサンプル中の、
有害物の量などを、測定分析する事です。
大気汚染防止法では、物を燃やすことによって発生する排出ガス
(多くは、煙突から出されるもの)の成分を採取し、分析する
ように決められています。
このばい煙測定で、分析する項目としては、ばいじん量(ススの量)、
硫黄酸化物、窒素酸化物、塩化水素などがあります。

また、最近、焼却炉の排出ガスや、焼却灰の中に、ダイオキシンが
含まれることが問題となり、ダイオキシンの測定分析が、義務付け
られるようになりました。

製造工場の中には、働く環境が悪いところがあります。
たとえば、粉じんの多い工場、有機溶剤の臭いのきつい職場等々。
労働安全衛生法では、労働者の健康を守るため、作業環境を
測定するように定めています。
これが作業環境測定で、測定すべき、特定作業場として、10の
作業場をきめています。

また、大きなビル(述べ床面積3000u以上)では、
室内の密閉性が高いことが多いため、室内環境測定として、
温度、湿度、一酸化炭素などを、定期的に測定する必要があります